「 ねぇ 」
「 ねぇ 」
君の笑顔で 目が覚めた。
もう1年半くらい連絡 とってないのかな。
学生のころはあんなに一緒にいたのに 社会人になった僕は仕事が楽しくて、遠くにいた君に連絡をとる時間さえもが、面倒に思えていた。
だんだん君からの連絡もなくなって、僕らは呆気なく自然消滅
「都合がいいな」
自分自身に聞かせるために少し大きめに声に出して笑った。
今更、君の夢をみて、君の笑顔を思い出して、もう一度 会いたいなんて思うなんて、どう考えても都合がよすぎる。
すごく好きだった。
だけど、初めての東京に僕はすっかり浮かれていたんだ。
新卒で入社した今の会社だけど、新規事業部に配属され、自分に酔って君のことちっとも考えることができなかった。
「 ねぇ 」
そのあと君は何を言いたかったんだろう
大好きだった君の笑顔も、その言葉も今ではもう
はっきりと思い出すことができない。
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第2話
完全にこの写真が好きで物語をつけてみたくなっただけです。
駄文を最後まで読んでくれてありがとう。
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